全神戸少年野球選手権大会 8月17日 あじさいスタジアム 北神戸
第一試合:成徳対桜の宮北鈴

開会式終了後。
鼓動冷めやまむグランドで 一回戦 成徳対桜の宮北鈴戦が行われました



「この広いグランドで子供達は、多くの事を学ぶに違いない」
期待を胸に多くの視線が第一試合に注がれている。

「プレイボール」
第一球目です。

ストライクが先行し安定したピッチングを見せる。
この大舞台に物怖じしていない。バッテリーはまたひとつ大きく成長している。



試合は両者の好守備に阻まれ一点も取れないまま
回は中盤戦に入る。
両者共一歩も譲らない試合運びである。

ピッチャーの好投に答え、守りも堅い。
大きいグランドだけに1本のヒットが得点に結びつく可能性は高い・・・・・・ミスは許されない。
回を重ねるごとに、緊張感波が押し寄せてくる。
一点の重みと怖さが、観戦している者にも伝わって来る。

五回表 先頭打者
「打った!」センターの頭上を大きく越えた。はじめてのヒット。
打ったバッターは三塁へ。
「絶対返してやる!」自分に言聞かせてバッターボックスに立った。期待通り!プレッシャーを跳ね除けた。打った!
「一点」が入った瞬間でもある。
貴重な「一点」が入った。
これで決まったかのように思われた。
・・・・しかし、6回裏すぐさま一点を取られ、試合は振りだしにもどった。・・・・

最終回
満塁まで追い詰められた成徳であったが、落ち着いた連携プレーで,その場を忍んだ。
ALL KOBE 第一試合そうそう、試合はサドンデスへと縺れ込む。


カウントが一死満塁から始まるサドンデス。
一球のミスも許されない。
ベンチに緊迫した空気が流れこむ。
この空気を自分たちの物にした方が勝者となる。
先行。
好打順での攻撃である。
四番バッター・キャプテン。
ここまでピチャーとしてチームを引っ張ってきた。
自らのバットでチームを勝利に導いた。
・・・・・次ぎは、守りだ・・・・

「勝った」選手達が一斉にベンチから飛び出した。


「有難うございました。」
選手達の声がグランド大きく木霊した。

小雨降りしきる中、子供達は、一勝を手にした。
このグランドに恥じることなく、好ゲームを展開してくれた。
キャッチャーがピッチャーを助け、内野手・外野手がピッチャーを助け、そしてピッチャーがチームを助けた。
まさしく全員野球をこの大きなグランドで見せてくれた。
ALL・KOBEは始まったばかり、これからの試合が楽しみでなりません。



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